愛媛大学 才能教育センター開設 キックオフイベント

2025年7月5日、愛媛大学教育学部附属「才能教育センター」のキックオフイベント、
「Gifted × Japan:新たな才能教育の扉を開く」
が、東京のお茶の水女子大で開催されました。
日本初である才能教育センターの開幕にふさわしい、充実したイベントとなりました。
日本SEM協会は、冒頭のレンズーリ教授、リース教授の「レジェンドトーク」の動画作成と、知久麻衣による
ワークショップ「教室で今すぐ実践!探究を助けるSEMと拡充のアイデア」を担当させていただきました。

目次

才能教育センターとは

才能教育センターは、愛媛大学の教育学部に付属しています。センター長を務めるのは、愛媛大学教育学部の隅田学教授です。
日本においては才能教育の専門家がまだ少ないため、国内外から才能教育の研究者を招聘し、研究にあたられるとのことです。
当協会の特別顧問である、松村暢隆関西大学名誉教授も、客員教授に名を連ねていらっしゃいます。

今回のイベントは、この才能教育センター開設を記念し、また、多くの方に「才能教育」について知っていただくことを目的とし開催されたものです。
才能教育センターはお茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所との連携協定も締結し、そのご縁もあって、創立150周年を迎えた東京・お茶の水女子大学にて、記念イベントはとりおこなわれました。

キックオフイベント「Gifted × Japan:新たな才能教育の扉を開く」開幕

いよいよ開幕したキックオフイベント。
こちらのポスターにあるような、素晴らしく興味深い演目が並びました。

イベント全体については、小学館「みんなの教育技術」にて、密着レポートが掲載されていますので、そちらをぜひお読みください。無料登録で全文を読むことができます。

開会式では、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所所長・千葉和義教授のご挨拶、APCG(Asia-Pacific Conference on Giftedness)のパク・ギョンビン会長のあたたかいスピーチ、隅田教授の思いの詰まったご挨拶に加え、文部科学省初等中等教育局教育課程課・岩岡寛人学校教育官からも、ビデオでのメッセージをいただきました。
開会式の後は、いよいよ、レンズーリ教授、リース教授によるレジェンドトークです。

レンズーリ教授、リース教授の「レジェンドトーク」

レンズーリ教授、リース教授は、この日のためだけに、新たに動画を撮影してくださいました。
当協会の代表理事である知久麻衣が字幕作成を、理事の上田志穂が動画編集を担当いたしましたが、動画を作成しながら、お二方からの日本での才能教育センター開設へのお祝いと力強い励ましの言葉、そして何より、「すべての子に才能伸長教育は必要である」ということの真意とその意義、これまでの苦労や成果に、改めて、大変感銘を受けました。
会場でも、「感激しました」「とても興味深いです」「もっと知りたくなりました」というお声を多数いただきました。
才能教育センターで動画が公開されています。ぜひご覧ください
(才能教育センターのページをぐーっとスクロールすると以下のようなセクションがあります。)

レジェンドトークの後は、研究発表や講演、シンポジウムが行われました。
松村先生のご講演資料も、才能教育センターに掲載されています。
(こちらも、才能教育センターのページをぐーっとスクロールすると以下のようなセクションがあります。)

こちらの資料には、
・日本の教育行政、また関連する国の施策における「才能教育」の流れ
・「才能」や「才能教育」の意味や意義
・実現すべき日本の「才能教育」のあり方
・そこにおける「SEM(全校拡充モデル)」の有効性・親和性
・「特異な才能のある子」への支援はどうあるべきか
が詰まっていると思いました。
才能教育に関しての知見がさらに深まる、大変貴重な資料、必見です。

知久麻衣 ワークショップ

最後はワークショップです。
当協会の代表知事知久麻衣も、
「教室で今すぐ実践!探究を助けるSEMと拡充のアイデア」
と題したワークショップを担当いたしました。

学校の先生方、研究者のみなさま、保護者のみなさまなど、いろいろな方が参加くださいました。
すぐに授業に取り入れることのできるアクティビティの実践では、活発に発表してくださる様子も見られました。

ワークショップについては、知久麻衣が note に詳しく投稿しています。
レンズーリ先生方の講演についても、先生方の歩みの意義を説明していますので、ぜひ知久の note にも目を通していただければと思います。

レンズーリ先生方のキーノートスピーチからの流れで参加くださった方も多く、1日をとおしてSEMの魅力を伝える機会となったことを、とても嬉しく思います。
才能伸長教育が、限られた一部の生徒のためのものではなく、「特異な才能のある子」を含むすべての子どもの可能性にフォーカスしたものであるということ、また、それは、学校の先生方が日頃から取り組まれていることと大いに重なっているのだ、ということが伝えられていればいいなと願います。
現在、次期学習指導要領についての議論も活発に行われていますが、才能伸長教育もこれからの日本のすべての子どもたちが、自分らしく自分の学びをなしていくための、重要なアプローチになっていくだろうと思っています。
それを支える才能教育センターの活動に、当協会も全力で協力させていただきたいと思います。

資料のダウンロード

レンズーリ先生方がキーノートスピーチで使われたスライドと、知久麻衣のワークショップの資料を、ご希望の方にお渡しいたします。
お手数ですが、こちらの資料請求フォームより、お申し込みください。
なお、資料につきましては、無断使用や二次配布、ネットへのアップロードを禁じます。引用等での利用をご希望の際は、当協会までご一報ください、

記事が参考になりましたらシェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次