SEMについて

全校拡充モデル 
The Schoolwide Enrichment Model
Joseph S. Renzulli & Sally M. Reis

アメリカ・コネチカット大学のレンズーリ教授らが開発し、アメリカのみならず、世界中で取り入れられている教育モデルです。
ギフテッド教育に端を発する教育モデルですが、すべての子のためのインクルーシブな才能教育であり、個別化・個性化教育でもあります。

SEM全体図

場、カリキュラム、リソース含め学校全体で拡充教育を行い、「学校全体の改善(total school improvement)」を最終ゴールとしています。
「学校は教師にとっても楽しい場であるべき」という「3Es」が基本です。

3Esのイメージ

核は「ETM」:拡充三つ組モデル
Enrichment Triad Model

ETM:拡充三つ組モデル

SEMの中核を担うのが、拡充三つ組モデルと訳される「ETM」です。
ETMは3つの異なるタイプのエンリッチメント(拡充)でできており、かつ、この3つのタイプが相互作用・循環します。
これらの学びの循環が、ETMの仕組みの肝であり魅力です。
ETMは、子ども一人ひとりの学び方に合わせた個別最適な学びであると同時に、お互いの学びが相互に影響し合う、協働的な学びでもあります。

SEM普及のために

レンズーリ教授らは、個人にレッテルを貼ることを好まず、個々に現れる「才能行動」をギフテッドネスとしています。
公立学校でこそ、インクルーシブな才能教育、個別化・個性化教育がなされるべきという信念も持たれています。
「どのような環境に生まれても、どのような能力や特性を持とうとも、公正に教育を受けることができ、自分の学びたいように学ぶことができる教育の場を」
この理念がSEMの根底にはあります。
SEMの理念、そしてレンズーリ教授らの思いを正しく伝えることが、私たちの役割です。

具体的な活動

インタビュー動画の作成

代表理事の知久麻衣が行ったインタビューの動画です。
日本で実施されようとしている、ギフテッドの特性を含む個別化・個性化教育、才能教育へのレンズーリ教授らからのメッセージです。

ジョセフ・レンズーリ教授
サリー・リース教授
デル・シグリー教授

このインタビューは、コネチカット大学のレンズーリ教授らの研究室レンズーリセンターでも紹介されています。

SEMについての講演

SEMの基礎講座を動画コンテンツで開講しています。

講演の依頼も受け付けています。(お問い合わせよりご依頼ください)

SEMについての情報発信

SEMについての解説を、ラジオやnoteなどで発信しています。